思い出の中の男たち(続き)

私はもと徳山の駅長だったMさんと私の祖父との間で
Mさんの息子さんとの結婚の約束をしていたらしいのです。

妹はそれを知っていたのに写真までもらったのにそれに
気付かない私でした。そしてその息子さんが東京の大学
へ行くからとお別れにきたので父が私を呼んで、
「Yちゃん、豊ちゃんがきているから食堂で待ってるよ」
と下の店から声がしたのですが、私はかくれて返事も
しなかったのです。

2階にいたくせに本当にバカな私でした。豊ちゃんとは
小さい時から遊んでいたのに大きくなってなんとなく
はずかしさがあったのか、礼儀もなかったのでした。

それから戦争が激しくなり、生きているのか死んでいるのか
さえわからないままです。今は時々思い出すだけです。

戦争中、母の兄弟たちは皆外地に行ってしまいました。
母の里に行っても女の子が一人いるだけで母も淋しかった
ことでしょう。



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